山形鶴翔同窓会の沿革

 昭和57年夏頃山形新聞紙上に米沢有為会の記事を発見、66回卒の渡部政紀君と一緒に当時荘内銀行常務取締役山形本部長佐藤新一先輩(49回卒)を職場に訪問し設立の助言を求めたところ心良くご賛同を頂き、事務局は荘内銀行に置くことをご快諾され、会の名称は山形鶴翔会と決定されました。
 次に、初代会長の人選に入り、山形しあわせ銀行OBの工藤鉄太郎大先輩(33回卒)に就任を承諾頂き、第1回総会を昭和58年11月8日、山形グランドホテルに於いて鶴翔同窓会本部、来賓、校友多数の参加を得て開催出来たことを昨日の様に思い出されます。
 爾来、陸士出身の工藤大先輩の心情あふるる会長挨拶と強力なリーダーシップのもと毎年の総会を開催して参りました。
 第10回総会より佐藤新一会長に引き継がれ、第15回記念総会時には、母校の文化部、運動部に基金を贈呈することができました。贈呈先について学校側に依頼したところ、音楽部、水泳部に決定、後輩諸君よりお礼の手紙を頂きました。以来音楽部の活躍はご承知の処と思います。
 第18回総会より佐竹規成(59回卒)第3代会長が就任され、2002年11月の第20回総会では日向康吉(59回卒)東北大学名誉教授が「莱の花からのたより」と題して、記念講演を行いました。尚、日向教授はこの年、日本学士院賞を受賞されました。
 第21回(2003年11月)総会時に会則を変更し「山形鶴翔同窓会」と称することとし、同時にホームページの作成も承認され、大山駿次校友(66回卒)に委嘱された。
 第24回総会より、庄司英樹(64回卒)第4代会長に引き継がれ、2007年11月の第25回総会では元宮城学院女子大教授。小野寺 凡(67回卒)氏の「時代の子−高山 樗牛」の演題で記念講演を開催致しました。
 また、毎回、年度幹事数名により実行委員会を組織し総会の運営を委嘱し会員の積極的な参加を促す取り組みも致しております。
 時代も21世紀に入り、情報の国際化、経済のグローバル化と日進月歩の変化を遂げている今、わが山形鶴翔同窓会も変革の時期に来ているものと確信し、母校の発展と郷土のさらなる繁栄を計る為校友各位の絶大なる後援を願い、思いつくまま記して見ました。
 
 
平成20年9月26日
文責・第66回・昭和34年卒
加賀山 隆士