山形鶴翔同窓会総会
庄司新会長挨拶
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 会長を仰せつかりました昭和32年・64回卒業の庄司英樹です。出身は旧西田川郡西郷村面野山です。歴代の会長さんは金融関係のご出身で同窓生が多いのですが、私の出身母体は山形新聞・山形放送グループで同窓生はそう多くはありません。きょうは現役の方々が一人も出席していないので残念ですが、今後は山新グループの現役の方々ならびに鶴翔同窓会の役員のみなさんのご協力を得て、歴代の会長さんの方針を踏襲して大勢の会員が出席する山形鶴翔同窓会にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。  同窓会は親睦が中心ですが、いま佐竹会長さんから「単なる親睦でなく鶴翔文化、地域の文化を共有することが大きな目的ではないか」というお話がありました。
 そのような視点から考えますと私どもの同窓生の大先輩に藤沢周平がおられます。作品の映画化は今回で3作目となり全国的に話題になっています。5月に全国から集まった友達13人と「藤沢周平の原風景をたどる旅」をしました。鶴岡市の観光ボラティアをされておられる墨井松生さん(昭和21年卒)にガイドをしていただきました。墨井さんは「ここ鶴岡南高校が七つ倉の跡地です。山田洋二監督の映画「たそがれ清兵衛」でお役人がコメ倉を巡視に来た時、清兵衛が『着物が汗臭いから離れろ』と追い払われるシーンのあった倉が母校のあるこの場所と説明してくれました。
 同じ学び舎をともにした同窓生が藤沢周平の文学や映画、海坂藩・庄内藩といったことを話題にしながら先輩後輩、そして異業種の職場の方々が集まっていろいろな出会いをしてそれぞれの人が自分の新たな世界を開く機会の同窓会になればと思いました。
 ここに登壇していただいた副会長さんをはじめ常任幹事、事務局のみなさんの協力を得ながら山形鶴翔同窓会を活性化してまいりますのでよろしくお願いします。


平成17年11月10日
山形鶴翔同窓会会長
■庄司英樹■
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