山形鶴翔同窓会
第28回・懇親会
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懇親会は芦野真一郎さん(昭和41年卒)が司会を担当、来賓の皆様を紹介した後、母校の田中芳昭校長(昭和43年卒)にご挨拶を頂きましたが「私はこの鶴翔同窓会に参加させていただくのは3回目になります。一昨年と昨年は宴席の中で目立たないように教え子たちと飲んでおりました。この四月から県庁から母校に赴任して校長として務めさせていただいております。経歴は昭和43年入学の理数科の一期生ということで、三年間鶴南でお世話になり、昭和56年4月から平成7年3月まで化学の教師として、またサッカー部の顧問として14年間母校に勤務しておりました。平成15年に通信制の教頭として1年、その後県庁に異動しこの4月に再び母校に戻ったと言うことです。教員時代の思い出としては昭和57年の県大会でサッカー部が優勝し、鹿児島のインターハイに出場、また翌年には正月の全国大会に出場しましたがその際にはサッカー部OBを中心として同窓会の方々には多大なご寄付を頂きました。また東京の大会では東京鶴翔同窓会の方々が大勢で応援に来ていただき大変心強かった想い出があります」と前置きし、学校の近況について次のように述べられました。
昨年3月に卒業した生徒から少子化の影響で一学年5クラスしかなくなりました。一クラス40人、定員200人になりました。その卒業生の6割、120名が国公立大学に進学するという近年にない成績でした。今年は若干低下し5割が国公立に合格したということになっています。ただ、難関校にチャレンジしているという事でここ数年は東北大に二桁の合格を確保しており、東大、京大という超難関校にもコンスタントに合格者を出している現状です。 部活動では今年は野球の定期戦で9年ぶりに鶴工に勝ちました。春、秋の代表決定戦で鶴工を破り県大会に出場できました。サッカー部はここ数年低迷していましたが今年の新人戦でベスト4に残り来年が期待できそうです。また相撲では個人ですが全国大会で進んでいます。個人では百人一首、囲碁などで全国大会まで進んでいます。音楽部が4年連続金賞というのがありましたが最近は吹奏楽部が力をつけており、今年は東北大会で初の金賞を獲得しました。トップではなかったので来年は全国大会に繋がる金賞を目指しているところです。全国に行くには楽器が足りないと言う事のようなので是非お力添えを頂きたいと思っています。また野球部でも甲子園を目指すためにもさらにネットを高くしたいとの希望もあり併せてお願いしたいと思っております。最後に吹奏楽部の演奏のを録音を会場に流し聞かせていただきました。
また、鶴工城畔同窓会山形支部の小野寺昇支部長は「山形鶴翔同窓会は28回ということだが、鶴工城畔会は昭和39年の結成で今年で40回になります。鶴翔会には私自身も何度かご招待いただき参加しておりますが今年は3年ぶりに出席させていただきました。鶴工は創立90周年を迎え、同窓会は全国37支部を数えるまでになりました。しかしどの支部でも若い卒業生が参加しないため会費での資金集めは大変というは共通の悩みはあるようです。以前、野球部が甲子園に出場した際には多額の寄付金が集まり、余剰金で以降のスポーツ振興には多大の貢献が出来た。今年は鶴工が野球では鶴南に負けたそうだが甲子園に出るのが一番」と裏話を披露し、笑いを誘いました。
また先日、鶴岡に立ち寄ったが駅前の再開発ビルは荒廃はひどい状態、また山王通りなどの繁華街もシャッターが目立ち在学時の面影はなくさびしい思いをしてきた。しかし、庄内映画村や藤沢周平記念館、松文の旧工場を改造したシネコンなど斬新な発想の取り組みも見られたが、それにしても人口の減少が根源ではないかと痛感しました。わが故郷が衰退するのはさびしい想いだが、これからは庄内会を含め鶴工、鶴南、鶴北なども故郷の同窓会の合同会なども面白いのではと提案され、同郷の皆様のご健勝とご活躍を祈念します」とお祝いの言葉を述べられました。
来賓の挨拶が終わり、乾杯は第3代会長で現在は顧問を務めておられる佐竹規成さん(昭和26年)が「乾杯の音頭については先般亡くなられた佐藤会長が常に故郷鶴岡を熱く語り山形鶴翔同窓会が発展することを願って熱弁を振るっておられた姿が見られず誠に残念です。私では役不足ではと思いますが、名簿を見ますと年頭のようですので乾杯の音頭をとらせていただきます。加賀山会長から先ほど提案がありました当鶴翔同窓会の拡充発展が実るように、さらにご出席の皆様のご健勝を祈念して乾杯したいと思います」とスピーチ。
このあと渡部若子さん(昭和29年卒)が日本舞踊を披露し、先輩・後輩・同期生が来賓のみなさまと盃をかわして交流の輪が一段と広がりました。
所用で遅れて参加した石黒憲一鶴翔同窓会会長から「ご案内を頂きましたが6時から山形県医師会、山形県歯科医師会、山形県薬剤師会の会合が重なり遅れたことをお詫び致します。日頃から山形鶴翔同窓会の皆さんには色々ご支援をいただいておりますことを心から感謝を申し上げたいと思います。加賀山会長には本当に親身になって鶴翔同窓会をどうするかというような事を日頃からご助言を頂いております事に感謝を申し上げたいと思います。山形県のなかで山形鶴翔会は非常に中心となる同窓会でありますので今後この山形鶴翔同窓会の皆さん方のご意向をいかに本部同窓会で汲み上げるかと言うことを私としては最重要な課題として受け止めております。そのためには皆さん方から色々とご支援をいただきたいと思います。近日中に同窓会便りが届くと思いますがその中に今年度の維持会費等についての納入状況とか記載してありますが、今後の同窓会をどうするかについては加賀山会長のご意見も尊重してやって行きたいと思います。いずれに致しましても皆様方には山形の中心的な仕事をやっておられる方々ばかりで御座いますのでこれから母校の方にもよろしくご支援の程をお願いしたいと思います。
最近マスコミで無縁社会と言う事がよく目に付きます。いま隣近所の人もわからない、親戚付き合いもあまりしない、というような無縁社会というものはこれからの超高齢者社会においては我々としては考えていかなければことではないかと思います。その一つとして同窓会と言うのは同じ母校で学んだと言う縁が有りますのでその縁をこれからも大切にして頂くことを私からお願いを申し上げましてご挨拶とさせていただきます」と述べられました。
最後に来年度の実行委員として昭和42年74回卒業の学友を推薦してバトンを引き継ぎました。昭和42年卒として、ただ一人参加していた本間努さんは「今回は残念ながら私一人ですが来年は五倍増の五人を目標に頑張ります。皆様も是非一人ずつ増員に協力お願いします」と挨拶されました。
続いて保科幸夫さん(昭和44年卒)の指揮で「城畔会」と「鶴南」「鶴翔会」に大きな拍手でエールを送りました。
万歳三唱は鶴工城畔会同窓会山形支部の小野寺建副支部長の発声で元気に行い、閉会の挨拶は池田淳副会長(昭和39年卒)が「来年がいよいよプレ30周年です。来年は30周年に向けての準備です。今日参加の方はもちろん全員義務出席ですが皆さんがプラス1名を連れてくればプレは100名を越え、本番はさらにその倍で大変な数になります。なんとしても山形における山形鶴翔同窓会を継続し、次に繋げるぞと言うことを約束して終りたいと思います」と述べて懇親会を閉じました。
総会懇親会出席者
佐竹 規成・昭和26
遠藤 禮子・昭和29
渡部 若子・昭和29
石垣 藤子・昭和30
梅澤 早苗・昭和31
黒田 藤一・昭和32
庄司 英樹・昭和32
渡部 功・昭和32
加賀山隆士・昭和34
大山 駿次・昭和34
沖津 律・昭和34
鷲田 良治・昭和36
斎藤 知行・昭和37
池田 惇・昭和39
秋葉 政弘・昭和40
朝井 正夫・昭和40
佐藤 欣哉・昭和40
芦野真一郎・昭和41
齋藤 伸一・昭和41
冨樫 誠一・昭和41
恩田 信一・昭和41
本間 努・昭和42
工藤 完・昭和44
後藤 京子・昭和44
齋藤 啓・昭和44
菅原 傳一・昭和44
武山 勝士・昭和44
保科 幸夫・昭和44
渡辺 真史・昭和45
佐藤 裕司・昭和46
阿部 恵・昭和48
佐藤 秀明・昭和48
廣瀬 渉・昭和48
上野 雅史・昭和51
長谷川浩二・昭和52
齋藤 貴・昭和53
今 和彦・昭和54
小松 浩・昭和54
萬年 啓一・昭和55
青柳 等・昭和57
佐藤 主悦・昭和57
長谷川五月・昭和57
朝香 暢・昭和59
小宮山 亮・昭和59
松田 義弘・昭和59
齋藤 学・昭和63
白澤 司朗・平成2
吉田 潤・平成4
鈴木 邦彦・平成17
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