第36回 山形鶴翔同窓会総会 会長挨拶

 私は、昨年9月の総会で、池田前会長から、山形鶴翔同窓会の会長を引き継ぎました昭和40年卒業の朝井です。どうぞ、よろしくお願いします。
 さて、我が、山形鶴翔同窓会は、昭和57年11月の設立で、当初は、「同窓」の2文字なしで、「山形鶴翔会」としてスタートしたと聞き及んでおります。その20年後、平成15年11月の第21回総会で、会則の改訂を行い、現在の「山形鶴翔同窓会」に本会の名称が変更されています。
 今、ここに立ちますと、当時、私は、未だ未だの、若輩ではありましたが、創立に尽力された、初代会長、工藤鉄太郎さん、二代目会長の佐藤新一さんはじめ諸先輩のことが思い出されます。
 設立当初、荘内銀行常務で、山形営業本部長の要職にあった、佐藤新一さんのお取り計らいで、事務局は、荘内銀行・山形営業部に置かれていました。設立総会では、しあわせ銀行OBの工藤鉄太郎さんが、初代会長として、「鶴南健児ここにあり」と、高らかに会の立ち上げを宣言されました。設立総会のご来賓には、当時の本部の同窓会長、酒井忠明さんをお迎えして、ごあいさつをいただいております。
 昨年は、山形鶴翔同窓会創立35周年の記念の年に当たり、100名を越す参加を得て、京谷校長先生の特別講演をお願いし、そして、45年卒・櫻田庸子先生の記念演奏もあり、素晴らしい盛り上がりを見せた祝賀会となりました。
 そして、36回目の今年は、元山形南高校校長、49年卒の佐藤政士さんに、実行委員長をお願いして、本日開催の運びとなりました。数では、35周年の昨年には及びませんでしたが、若手から大御所まで、雄偉なる人傑95名の参加をいただきました。
 ご来賓として、我が母校、鶴岡南高校校長の石川真澄さん、鶴翔同窓会本部から、滝川副会長にお越しいただきました。 また、宿命のライバル、鶴岡工業高校、城畔同窓会山形支部からは、阿部会長と原田顧問のお二人にお出でいただきました。
 そして、「我が青春の城下町・鶴岡」は、酒井家18代当主、致道博物館館長、酒井忠久氏をお迎えしての開催となりました。酒井忠久さんには、以前にも、総会に先立って「致道博物館」ついてご講演をいただいております。
 石川校長先生は、この春、京谷伸一校長の後任として、県教育センターから母校に赴任されました。久方ぶりの、同窓の校長の着任です。専門は、理科、化学で、大学時代は、光化学の研究室に所属されていて、当時、話題になっていたオゾンホールの生成に関する実験をなさっていたそうです。石川校長には、後ほど、母校の現況について、お話しを、お願いしています。
 さて、我が「鶴岡南高校」は、今年、創立130周年を迎え、この7月1日には、母校講堂「鶴翔会館」において、厳粛なうちにも盛大な式典が催されました。式典の後、4つの歴代校歌が紹介され、羽織、袴の女子在校生3名による厳粛にして、優雅な踊りが添えられました。4つの歴代校歌は、総会資料の一番後ろのページに収録しています。 我々の時代、応援歌として親しんだいわゆる「鳳嶺月峯」は、れっきとした「鶴岡中学校校歌」ですし、現在の「鶴岡南高校校歌」は、かの山田耕筰さん、作曲に依るものです。
 さて、本日ご参会の皆さんの一番の関心事は、何といっても、昨年来、いろいろ報道されています「鶴岡南高校と鶴岡北高校との統合」、そして、「中高一貫校の併設」についてではないかと思います。
 先ごろ、8月16日付けで、同窓会本部から、当「山形鶴翔同窓会」にも、意見を求める文書が参っております。その全文を、お手元の総会資料に同封させていただいております。
 昨年来、県で、意見募集と地域説明会を開催したところ、賛否が拮抗しており、再度、地域の幅広い意見を聞くため、11月までに、関係者懇談会を開催し、併せて、同窓会等からも意見を聴取することとしたものだそうです。特に、併設型・中高一貫校を鶴岡市に設置する計画については、近隣自治体や一部市民団体から反対意見が出て、庄内の地元では議論を呼んでいるようです。
 後ほど、石川校長から、学校の現況とともに、その経緯についてお話もあろうかと思いますが、今、なぜ、統合なのか、なぜ、一貫校なのか、そして、我々の心の中に、母校が母校として生き残るのだろうか、同窓会はどう変容していくのだろうか、大いに関心のあるところです。
 我が、鶴岡南高校が、来るべき140周年、またその先へ、何を伝えていくか、どのように繋げていくのか、今回の、北高との統合について、中高一貫校の併設について、ともに考えていかねばと、思っているところです。
 私は、同窓会の中で、とりわけ、高校の同窓会は、たとえ、卒業年次が異なっても、深い郷土愛と、熱い母校愛を共有し、異郷にあっても、あるいは、時が経っても、それぞれの心の中に、その想いを持ち続け、また、それを確認し合うために、集うものだと思います。
 もとより、我が鶴翔同窓会にあっては、未だ若輩であり、浅学非才の身ではありますが、強力な役員陣に多くを、すがりながら、歴代会長はじめ、諸先輩の母校への熱い思いを引き継ぎ、会員皆さんとともに、「鶴南健児ここにあり」の気概で、母校の応援団として、しっかりやっていかねばと思っているところです。
 本日は、我が鶴岡南高校が伝統と、歴史の重みを誇りとし、この地に集えたご縁を、絆につないで、世代を超えて、交流、親睦を深めていただければ幸いです。
 結びに、母校のますますの隆盛と、同窓会の発展、そして、ここに、ご参集の、ご来賓、同窓の皆さまのご多幸を心からお祈りしてご挨拶といたします。
 
  山形鶴翔同窓会会長 朝井 正夫