第41回 山形鶴翔同窓会総会 鶴岡南高校遠田校長挨拶

 令和4年度山形鶴翔同窓会総会の開催、誠におめでとう御座います。
 皆さん、お晩です。山形鶴翔同窓会総会、懇親会に当たりまして母校を代表致しまして一言ご挨拶を申し上げます。  まず私は昨年4月より鶴岡南高校第36代校長と言う事で赴任してまいりました。遠田達浩と申します。
 長い歴史と伝統そして先進とが共存し躍進を続ける県内屈指の進学校であるこの鶴岡南高等学校に赴任出来たこと、この上ない名誉であり大きな喜びを感じて一年余りを過ごして参りました。と同時にこの責任の重さ、身の引き締まる思いをしている所で御座います。
 色々と鶴翔同窓会の会長さんからありますとおり、今、鶴南は大きな歴史の転換期と言う事で変わり目に来ています。連日、致道館中学校・高等学校、中高一貫校の開校に向けてと言うことで準備はしておりますが現在いる鶴南の生徒、特に三年生は鶴岡南高校で勉学して鶴岡南高校で卒業すると言う事です。鶴南の最終卒業生として自信を持って送り出せるように我々教職員も頑張っているところです。歴史に残る、記憶に残る一年にしたいと言う事をみんなで作っていこうと言う事で色んな行事を行わせて頂きました。
 この三年余りコロナがあって学校、教育活動ができない中でしたけれども、五類への移行等もありましたが令和5年度に入ってからは年間行事予定どうりに様々な行事を行う事が出来ました。
 最後の南工定期戦、一勝一敗、痛み分けというような感じでありましたけれどもそれもまたOB、OGの多くの方々からも観て頂きましたし、7月の南高祭、大盛り上がりしました。鶴翔同窓会館、校内で行ったのですが非常に盛り上がって大変な事になりました。ホームページとか様々な所でも有ったのですが、3割位の生徒がかかってしまいました。私もずっとかかってなかったのでしたが一緒になって苦しい思いをするんだなと思ったところです。でもそう言う意味からすると今、私は最強です。マスク無しでも大丈夫かなと話しているところです。
 そうした事もあったのですが最後の一年、鶴南としての一年、校舎は仮設校舎での生活と言う事で中々、プレハブにしては良いなと言う感じはしますがグランドは無いとか、体育館も工事が入って塞がっていたり、今年のこの夏の暑さで大変な思いをしました。そんな中で生活をして校舎の改修は大規模改修と言う事ではなく、月に一回ほど中に入りましたが7月頃からは壁なども綺麗になっていて順調に進んでいるなと感じています。
 それでは近況について少し話したいともいます。本校は2024年度から文科省のスーパーサイエンスハイスクールと言う事で指定を受けて一期、二期合わせて10年間経過しておりました。一昨年度、第三期を目指して申請を行ったのですが残念ながら昨年度は経過措置校と言う事になりました。そうなると文科省からの予算が削られてこれまで通りの事業が出来ないと言う事になりました。その分をどうするか?私が赴任した最初の仕事がそれでした。お金が無い!事業はしたい!と言う事で話し合った結果、同窓会の方々、PTAの後援会に不足分を補って頂き、生徒の活動に支障が出ないようにご支援を頂きました。それがあって昨年度は無事終わり、第三期の申請も無事通り、令和5年度からさらに5年間、スーパーサイエンスハイスクールの指定も受けております。昨年度、色々ありましたがなんとは繋ぎ止めて今後の5年間、致道館高校にも続いて行く訳ですけれどもスーパーサイエンスハイスクールと言う名前で活動を行って行く事が出来ます。ご支援を頂いた事、この場を借りて改めて感謝申しあげます。有り難う御座いました。
 時間を大分過ぎてきましたので卒業生の進路状況についてはお配りしました資料をご覧下さい。難関大学とか国公立だけでなく全国各地の大学に進学をして鶴南の使命と言うかミッションを達成して卒業した生徒が数多く居ります。
 部活動関係では今年度はアーチェリーの男女が、また卓球部の女子は3年連続でのインターハイに出場しています。水泳部が北海道のインターハイに出場、文化部では科学部、百人一首のカルタ部門で鹿児島の全国高等学校総合文化祭に出場、音楽部、吹奏楽部については東北大会の出場を決め更に上を目指しています。
 致道館については中学校入試が今年度から始まりますので7月に説明会を行い保護者、児童で400名、200組位、中学校の定員は33名、3クラス99名となりますのでやく2倍程の参加者がありました。今は志願書、募集要項の説明会の募集を行っており、まずまずの数にはなりそうな所です。新しい所では庄内でも中学の入試が行われると言う事になります。
 この一年、鶴岡南高校としては最後の一年になりますので教職員力を合わせて生徒を支えていきたいと思います。鶴岡中学校、鶴岡高校、鶴岡南高校と校名を変わっても鶴翔同窓会を盛り上げていただいてきた訳ですけれども、校名が変わり致道館高校となりますがその流れの中にある学校として山形鶴翔同窓会の皆様には引き続きご支援をいただけると有り難いなと思う所です。  本日は総会、懇親会の開催誠におめでとう御座いました。

 
  県立鶴岡南高等学校 校長 遠田 達浩