第29回・山形鶴翔同窓会懇親会 |
![]() ![]() 田中校長は「昭和43年入学46年卒業、理数科一期生の田中です。今年、卒業40周年と言うことで当番幹事でした。7月1日の創立記念式典では今までに無い型でまず生徒が寝ない創立記念式典にしたいと言う事でパネルデスカッションという形で、街キネの社長が同級だったので小林社長にコーディネーターをお願いして、庄内映画村の宇生雅明さんとかデンデラの監督の方達から街起こしの話をして頂きました。 去年から今年で変ったことは何かと言いますと、まずただ受験勉強で点数を取る授業だけではなくて生徒がじっくり考える、生徒も先生も判らない事を一緒になって学ぶという事で週に一度だけですがゼミということをやりました。この間、山形新聞とかテレビでも紹介して頂きました。それから、2年生が修学旅行に行っている間に、1年生は地域を回ると言う事で地域の企業、それから藤沢周平の跡地めぐりというかたちで鶴岡をまず生徒たちが知って、日本各地に進学して行く訳ですけれども鶴岡の事を忘れないで頑張っていける生徒を育てたいという風に考えております。それから、毎年お話していますが、昭和56年4月から平成7年の3月まで母校の教員をしておりましてその時の教え子もたくさん来ておりますし、サッカー部で全国大会に行った時は山形鶴翔同窓会からもたくさんご寄付を頂きまして有り難うございました。今年も選手権目指して3年生が二人残って頑張ったのですが先日酒田南に3対4で逆転負けしてしまいました。会長さんからいつも言われるのですが、甲子園はいつになったら行くんだと言う事で21世紀枠でもと言う話でしたが東北大とか、東大には野球部から入っているんですがやはり県で3位以内に入って東北大会に出ないと21世紀枠も無理なので私が校長でいる間に是非21世紀枠でもいいから行ってくれと言う事で顧問にはハッパをかけているところです。来年、山形鶴翔同窓会が30周年と言う事をお聞きしました。私も後1年半で退職ですので来年の30周年に是非また呼んでいただける様に、でその時に良い結果を報告出来る様に頑張りたいと思いますので今後ともよろしくお願い致します。 続いて、鶴翔同窓会本部・石黒慶一会長から「毎年この山形鶴翔同窓会にお招きを頂いております事を大変光栄に存ずるところで御座います。また他にも全国からご招待をいただいておりますが、現在私、山形県歯科医師会の会長を務めておりまして公務が重なるとなかなか出られないと言う事で失礼があったかも知れませんが、それはお許しを頂きたいと思います。今日、この懇親会の前に総会が無事終了致しました事をまずもって心からお喜びを申し上げたいと思います。おめでとうございます。先ほどから話があります様に3月11日の東日本大震災と言う千年に一度と有るか無いかと言う大震災に我々は見舞われました。早速、仙台の鶴翔同窓会の会長にご連絡をしたところ大きな人災はなかったというご報告を頂いてほっとしておりますけれども、この震災が半年たっても未だ放射能とかいろんな問題で被害が続いているということで有りますので大なり小なり同窓生の方々には色々ご苦労があるのではないかと思います。心からお見舞いを申し上げたいと思います。ただこの大震災を大変な被害だと思ってそれで終わらせたら、非常に残念な事で、反省の機会を失ってしまう事になるのでは無いかと私は思っているところでございます。今回の大震災でテレビの報道、或いは新聞等の報道で故郷とか絆という言葉が良く目につきます。やはり、故郷を愛する事は震災を受けて初めて故郷を離れた方々が感じ取っている側面があるのではないかと思います。そしてこのような大震災があった場合に絆として助けていきたいと言う気持ちが湧いてくることが当然の事だと思いますしこれを大切にしなければならないと思っているところでございます。先ほど、加賀山会長が私が維持会費を集めることに奔走しているという風なお話がありましたけれども、今、維持会費が15%ぐらいしか納入されておりませんので今後も納入の促進の為に努力をしていきたいと思います。ただ今年7月1日の同窓会の総会において特別会費の徴収をご了解していただきました。これはどいうことかと言いますと、近いうちに周年行事がございます。そのための準備とか、或いは先ほどから話に有ります様に甲子園に行くための色々な援助のために貯えを作っておかなければならないじゃないかと言うような事もあります。私にとっては、この特別会計の徴収によって後輩の育英資金の基礎となるようなものができないかと言うのが一番の夢であります。そういう風な意味で来年度の会費徴収から特別会費と言う事をお願いする事は心苦しいのではありますけれども、今お話しましたように後輩を育てるために是非先輩の皆様方にはご協力をして頂く様に心からお願いを申し上げます。本日の総会が和やかなうちにも、そしてまた建設的な懇親会になりますことを祈念致しまして大変措辞ではありますが一言ご挨拶にさせて頂きます。とご挨拶されました。 続いて、鶴工城畔同窓会山形支部・小野寺建副支部長から「常日頃、山形市内はもちろんでありますが色々な職場において、色々な地域において私達城畔会の会員が鶴翔会の会員の方々のお世話になっている事、この場を借りしまして心から御礼申し上げます。私にとりまして大変嬉しい事が一つ御座います。それは庄内出身の山形市議会議員の第2号が鶴翔会の会員から生まれたと言う事でございます。私は昭和58年に県都山形市の市議会の庄内出身議員第1号として当選したわけでありますけれども、この度の選挙で昭和48年卒業の佐藤秀明君が私の後を庄内出身第2号ということで当選されたということで有りまして私にとりましても、また皆さんにとりましても会員の中から山形市議会議員が誕生したと言う事につきましては喜ばしいことでは無いかなと思う訳であります。私も当時はやはり県都山形市が発展をしなければ庄内の発展はあり得ない・・こういうスローガンを掲げて私なりに努力した訳でございます。こうした中でありますが今は山形よりもむしろ庄内が色々な意味で脚光を浴びているのではないかなと思っておりまして、私の力が有ったかどうかは別にしても、庄内出身の一人として鶴岡を中心とした輪で郷土が繁栄していると言う事は大変嬉しいことで有りますので皆さんと一緒に喜びあいたいと思います。 さて皆さんもご存知の事と思いますが大変寂しい事がございました。去る10月4日に歴史と伝統のある庄内会が解散と言う形になりました。先輩の皆さんが戦前から山形師範に通う生徒のために奨学金を出したり、或いは庄内出身が少ないと言うような事からお互いに親睦を図ると言う目的のために庄内会が結成され、色々な変遷を経ながら今日に至った訳でありますけれども、やはりこの時代の変化と言いますかグローバルな世界になりましたし更には交通網の利便が高まったと言うような事、またなんと言っても価値観の問題が大きく影響したのではないかと思います。最近は年々参加者も多くなってきたなと私は見ていたのですが、世の中の変化によりまして解散をする事になったわけで残念に思っております。これまで色々鶴翔会の会員の皆さんからも庄内会を盛り上げていただいたわけでありますがこれからもこう言った同窓会組織を更に充実をし、郷土を想い、郷土の発展を願いながら夫々の会員の豊かさを求めていく事が必要ではないかと思っております。私は時々この鶴翔会の総会にお邪魔をさせていただいておりますが、今日出席されているメンバーを見ますと年齢層も非常にバラエティに富み羨ましく思っていたところです。先程来話がありますように当番制を取って総会の担当者を決めているようですが、城畔会は違いますので見習いながらやって行きたいなと感じております。城畔会は年齢的に高齢化してきており更に若い会員が参加をしないという状況が続いており、城畔会も庄内会のように解散するのではという心配さえ持ってしまいます。夫々の良さを参考にしながら城畔会の発展のためにも頑張っていかなければと意を強くしたところです。これから夫々先輩、後輩の皆さんから教えを頂きながらお互いに鶴翔会、城畔会が発展するように力を合わせながら色々な機会を見てご指導頂けるようお願い致します。皆さんのご健勝、ご活躍を祈念申し上げます。」とご挨拶いただきました。 来賓の挨拶が終わり、乾杯は第3代会長で現在は顧問を務めておられる佐竹規成さん(昭和26年卒)が「今年は大変災害の多い年でした。先程石黒会長からお話が有りましたが3月11日の大地震、大津波そして原発事故、それを追っかけるようにして台風による水害など多々有りましたが、幸いにして山形は免れたと言う事で幸せだったなと思います。さて来年は早い物で30周年を迎えます。今夜はそのプレパーティと言う事で多いに,盛り上がって頂きたいと思います。それではがんばれ東北、がんばれ鶴翔、そして列席の皆さんのご健康を祈念して・・乾杯」とスピーチし懇親の宴がスタートしました。 このあと司会を務めた佐藤聖司さん(昭和42年卒)が尺八演奏を披露し、先輩・後輩・同期生が来賓のみなさまと盃をかわして交流の輪が一段と広がりました。 最後に来年度の実行委員として「昭和43年・75回卒業と昭和44年・76回卒業」の学友を推薦しバトンを引き継ぎました。次期実行委員を代表して昭和43年卒業の平川秀紀さんが「今回のように楽しく盛大な30周年記念大会にできまるように努力しますので会員の皆さんのご支援をよろしく」と決意表明されました。 続いて保科幸夫さん(昭和44年卒)が、たくみな庄内弁で場内を沸かせ「見せましょう!鶴翔の力を!、見せましょう!城畔の力を!、そして見せましょう!庄内の力を!」とメッセージ、次いで鶴工城畔同窓会、母校、山形鶴翔同窓会にエールを送りました。 万歳三唱は佐藤邦彦さん(34年卒)の発声で元気に行い、最後に副会長の斉藤知行さんが、今夜はおもしぇけなぁ。来年も一人が一人を勧誘すれば参加者を倍増できます。みんなの力を結集して来年もよろしくお願い致します・・の閉会の言葉でお開きとなりました。 |
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田中 芳昭 校長 | 石黒 慶一 同窓会会長 | 小野寺建城畔会副支部長 |
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第29回山形鶴翔同窓会・懇親会出席者(卒業年度順) |
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