●いま鶴岡が熱い
2001年4月慶應義塾大学先端生命科学研究所が鶴岡市馬場町に開設されました。
招致に当たって時の冨塚 陽一市長(本学57回卒)と鳥居 泰彦学長のご尽力がありました。
鳥居学長は出羽山形藩22万石藩主の鳥居 忠政公の末裔です。庄内藩13.8万石藩主の酒井忠勝公の正室は鳥居 忠政公の息女です。新庄藩6万石の戸澤公の正室も鳥居忠政公の息女です。不思議な縁ですね。
市内中心部の馬場町にセンター棟、覚岸寺と大宝寺に懸かるサイエンスパークにバイオラボ棟を設置。現在常勤のの研究者や事務スタッフ合わせて約 140人が在籍し、慶應大の学部生、大学院生合わせて40人近くが鶴岡で学んでいます。
先端研究のバイオベンチャー企業は現在5社を数え、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT),スパイバー、サリバテック、メタジェン、メトセラが数えられ、
メタボローム解析試験の受託、疾病の指標となるバイオマーカーの探索、強度や伸縮性に優れた人工合成クモ糸の量産に世界で初めて成功したspiberはスポーツ用品大手と共同開発したアウトドア用ジャケット「ムーンパーカ」を発表するなど話題性に富む。
13年に設立したサリバテックは唾液を使ったがん検査の仕組みを目指す。メタジェンは便を分析することで新たなヘルスケア産業の創出を見据える。再生医療に挑むメトセラは今年3月に誕生。移植用の心臓組織の製造・販売などをメインに事業化を図る。
いま「つるおか」が熱い。
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