kaga3の鷹の目レポートその1

66回(昭和34年卒) 加賀山隆士
 
   21世紀はバラ色と誰もが思ったこの世紀、現状は地獄の一丁目ならず、奈落の底の状態です。

 冷静に足元を見つめれば、国、地方合わせて700兆円強の借金に喘ぐ我が日本国の姿が眼前に迫って居り、年金はじめ将来が心配ですね。

 この姿は夢でも幻でもなく現実そのものなのです。少子高齢化は物凄いスピードで進行中です。山形県の人口は8年連続で減少しており、目本の人口も2007年をピークに問違いなく減少に転じます。少子化は消費力の減少に結びつくものでGDPの数値にも何らかの影響力が出てくるものと考えられます。

 この場に及んで63才の親父は自分のこの先を晩酌をしながらつらつら考えました。自分には、何か武器があるか、日本には生き残る術があるか。

 あるではないか、親に貰った頑強な肉体と誰にも負けたくないという、ファイテング スピリット、類い稀なる技術力、人的資源etc……。

 冷戦構造は終わり、グローバルスタンダードが幅を利かす今世紀、為替は106円台、輸出産業も円高で利益の大部分を持って行かれます。でもそれが現実です。製造業も生産システムを中国にシフトしました。誰も止められません。

 全て、自己責任で自分、家族を守らなければなりません 家族と社員は、俺が守ります。

 小泉さん、国はしっかり守って下さいよ、頼みます。(2004年2月8日)