kaga3の鷹の目レボートその2

66回(昭和34年卒) 加賀山隆士
 
○食の安全保障
 BSE、烏インフルエンザ等最近は食に纏わる問題が新聞紙上を賑わせております。農産物の自由化以来、食料の自給率は下がる一方です。農産物の輸入額も7兆円を超えているとのこと、構造改革の一環としてまた建設業、製造業の雇用の場として、農業の工業化を考えていますが、皆様はどう考えますか。生産者、生産地がはっきり解るシステムで生命だけは保障したいものです。

○国家予算の問題点
 歳入が43兆、歳出が82兆の国家財政では、毎期赤字国債を発行し続けて最後はどうなるのでしょうか。賢明なる皆様にはシナリオが見えていますよね。社会保障費、防衛費、投資的経費、義務的経費、公債費、地方交付税等など・・歳出カットは限界に来ています。所得税、法人税、消費税の税率見直しが困難であれば自動車税の道路特定財源の活用、道路公団による高速道路の建設は継続せざるしかないと考えます。官僚の天下り、政治家の関与・暗躍など倫理感の欠如から来る様々な問題点が指摘されますが小異を捨て国民の生活を守る施策を是非実行してもらいたいものです。今こそ教育の重要性、人間性の大事さが問われているのではないでしょうか。(2004年2月14日)