kaga3の鷹の目レポートその4

66回(昭和34年卒) 加賀山隆士
 
●年金改革
 年金の一元化問題について年金・介護・医療の社会保障制度全般について見直しも含め検討し、07年3月を目処に結論を得ることで自民・公明・民主3党は合意した。
 国民皆保険が叫ばれてより長期問経過しておりましたが、制度の中で一番の問題点は国民年金の保険料を払わないが人が40パーセントもいるという現実をどう捕らえて行くかが緊急の課題と思われます。
 また、年金制度と言っても国民年金、厚生年金、共済年金とありその他年金基金、企業年金、共済基金、議員年金ほかその数は種々雑多です。その制度が複雑で解りずらいと公言している国会議員が多数いることがレベルの低さを表し嘆かわしい現状です。
 厚生年金、共済年金制度は曲がりなりにも維持されてるやに見受けられますが、世代問の給付にかなりの差がありそれも問題を複雑にしております。
 年金制度の抜本改革は樹海の森に迷いこむが如く複雑怪奇・魑魅魍魎の世界です。
 負担と給付のレベルをどこに置くか、現在給付を受けている受給者をまきこんでの論争をして行く必要があると思います。全体の所得体系の中での議論が必要となってきます
 魁より始めよ、国会議員がまず全員加入し範を示し将来の受給額については、景気拡大に務め、納付が可能な様に政治がしっかりしてもらうことが肝要と考えます。
 少子高齢化時代に突入し現役世代だけでは解決が出来ないとおもいます。最低保障年金も給付水準をどこに置くかで消費税の税率にも大きく影響されます。とにかく国民全員が強制加入の上、納付をすることを皆に望みたいものです。
2004年5月8日